英ロンドンで昨年3月、式典に出席したヘンリー王子(左)とメーガン妃=AP |
【ニューヨーク=赤川肇】英王室からの事実上の「離脱」が発表されたヘンリー王子とメーガン妃の夫妻。当面は英国とカナダ両国で暮らすことでエリザベス女王の同意を得たが、受け入れ先となるカナダでは歓迎ムードが広がる一方、夫妻にどこまで便宜を図るべきかで国民の意見が割れており、政府の対応が注目されている。
「もちろん夫妻の考えを支持するが、それには責任も伴う」。カナダのトルドー首相は十三日、国内メディアの取材に歓迎の意向を強調しつつ、政府の支援体制は未定で費用負担も検討課題になるとの認識を示した。慎重姿勢の背景には、微妙な国内世論がある。
カナダ公共放送CBCは「首相と同程度」の警備が必要になるとの見方を紹介し、その費用を年間二百万〜一千万ドル(二億二千万〜十一億円)と指摘。カナダの世論調査機関アンガス・リードによると、夫妻のカナダ暮らしを歓迎する人は39%と反対の11%を上回ったが、「どちらでもいい」が50%と関心の薄さが浮き彫りに。一方で73%が警備費などの滞在に必要な費用の負担には反対した。
弁護士のジュリアン・フォーニアーさん(27)は「カナダが警備を担う上で公私のはっきりした線引きは必要だ。カナダの全額負担か一部負担、あるいは英国側への全額請求かの三択だろう」と政府の対応に関心を寄せる。
居住する場合の身分はどうなるのか。カナダ移民・難民・市民権省の広報担当者は取材に「法律には英王室の人に市民権を付与する規定はない。合法的な永住者になるには通常の移住手続きが必要だ」と指摘。一方で「一般的に英王室の人の来訪、滞在に認証申請は必要はない」とも付け加え、市民権にこだわらなければ滞在そのものは問題にならない可能性を示唆した。
夫妻はカナダ暮らしへ向け、着々と準備を進めているようにも見える。メーガン妃は「地域の女性に影響する問題を学ぶため」に西部バンクーバーの女性支援団体の施設を十四日に訪ねたとして、その様子を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿した。
しかし、これについて英紙デーリー・メール電子版は「職員との面会だけで、困難を抱えた女性とは会わなかった」と皮肉り、メーガン妃が長男アーチーちゃんとともに「千四百万ドルの大邸宅」に滞在していると伝えた。
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January 21, 2020 at 05:45AM
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カナダ、思い複雑 ヘンリー夫妻受け入れ 4割「歓迎」だけど:国際(TOKYO Web) - 東京新聞
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