新型コロナ発症後の出勤『問題視』 クラスター拡大全容解明を - 福島民友

　新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）拡大が続く二本松郵便局（二本松市）を巡り、県のアドバイザーを務める福島医大の金光敬二教授（感染制御学）は１０日の記者会見で、特に発症後の出勤を問題視し「そういうことでは感染が拡大すると十分に理解してほしい」と述べた。

　一方で「こうした事例を教訓に、県内の患者数が総和として少なくなれば良い」とし、職場や組織内での対策の見直しを重ねて要請した。

　また、局内の感染経路の特定が感染対策に役立つとして「誰から感染が始まり拡大したか、時間がかかっても全容を解明するべきだ」と強調した。

　三保恵一二本松市長が局員全員のＰＣＲ検査を求めている点については、１日当たりの検査態勢に限界があることから「症状がある方、重症の方と比べて無症状の方はやや優先順位が低いと思う」と述べた。

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April 11, 2020 at 10:16AM
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