富士山女子駅伝(30日、富士山本宮浅間神社前~富士総合公園陸上競技場)の区間エントリーが29日、発表され、拓殖大(拓大)2年の不破聖衣来(19)は、区間エントリーから外れた。

不破は10月30日の全日本大学女子駅伝で、3人抜きの力走を見せ、5区(9・2キロ)区間賞を受賞。チームを5位に導き、レース後は笑顔を浮かべていた。

11月28日に開催された壮行会に出席した際は、「どの区間を任されても積極的な走りをしたい」と意欲を示していたが、12月10日の「エディオン・ディスタンスチャレンジin京都」女子1万メートルは欠場していた。

2年生エースは昨年の富士山女子駅伝で、5区(10・5キロ)で10人抜きを達成。チームを6位に押し上げる原動力となった。

今大会の拓大は「総合力での5位入賞」を目標に掲げる。10月末の全日本では、不破以外に出走した5人中、4人が区間6位以内と好走。チーム一丸で、1年前からの成長を示す。

また、5連覇を狙う名城大は全日本に続き、5年連続の2冠が懸かる。

レースは明日30日午前10時スタート。全24チームが、7区間43・4キロを競う。