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西武、1番の補強へ 松井監督ほうふつ1メートル73俊足巧打のリードオフマン・ペイトン獲り - スポニチアネックス Sponichi Annex

19年のプレミア12で本塁打を放つペイトン
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 西武が新外国人としてホワイトソックス傘下3Aのマーク・ペイトン外野手(31)を獲得調査していることが23日、分かった。身長1メートル73と小柄ながら俊足巧打で今季3Aで25本塁打のパンチ力もあり、米国代表で出場した19年プレミア12で1番打者も務めた実績がある。かつては松井稼頭央新監督(47)も務めた1番の固定が近年の課題。交渉がまとまれば心強いリードオフマンが誕生する。

 松井監督が就任1年目の来季の理想に掲げる「駆け巡る野球」にマッチする選手に白羽の矢を立てた。ペイトンは指揮官の現役時代をほうふつさせる、俊足巧打でパンチ力も秘める1番打者候補だ。

 20年にレッズでメジャーデビューしたペイトンは当時に西武から移籍した秋山(現広島)と外野のポジションも争った。身長1メートル73ながら広角に打ち分ける打撃とパンチ力を秘める左打者。メジャー通算は40試合で打率・164、0本塁打も今季は3Aで打率・293、25本塁打、95打点と勝負強さを発揮し、15盗塁もマークした。

 19年のプレミア12では米国代表の一員として来日。メジャーリーガーこそ参加しなかったが若手有望株が集まる打線で1番を務めた。1次ラウンドではドミニカ共和国戦で初回に先頭弾をマーク。スーパーラウンドの日本戦ではオリックス・山岡から右中間二塁打を放つなどして勝利に貢献しオーストラリア戦ではソロ本塁打も放つなど存在を示した。

 松井監督もかつて務めた1番は秋山が不在となった20年以降は固定できずに近年の課題。今季は13人が務めた泣きどころだ。指揮官は理想の1番像を「長打も打ててヒットも打てて、四球も取れて、走れる」と語っておりペイトンは適任。俊足を生かした守備力にも定評があり外野陣の厚みも増す。走塁にも積極的で、まさにリードオフマンとしての能力を持ち合わせている。

 今季は3位となったが、あくまで目標は覇権奪回。来季4年ぶりの頂点を狙うべく、今オフは最速157キロの中継ぎ右腕ティノコ、今季途中までエンゼルスで大谷と同僚だった右の強打者マキノンの獲得を発表するなど補強にも積極的だ。ペイトンは11月にホワイトソックスとマイナー契約を結んだが、交渉がまとまれば今オフの外国人補強第3弾となる。

 ◆マーク・ペイトン 1991年12月7日生まれ、米イリノイ州出身の31歳。テキサス大オースティン校から14年ドラフト7巡目でヤンキース入団。20年にレッズでメジャーデビュー。今季はホワイトソックスで8試合に出場。メジャー通算40試合で打率・164、0本塁打、1打点、1盗塁。19年プレミア12米国代表。1メートル73、81キロ。左投げ左打ち。

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