ソフトバンク上林誠知外野手(26)が19日、佐賀市内の病院で「右アキレス腱断裂」と診断され、今季中の戦列復帰は絶望となった。この日、出場選手登録を抹消。代わって真砂勇介外野手(28)が1軍に合流した。

上林は、18日の西武戦(沖縄セルラー那覇)前のシートノックで患部を負傷。捕球後の送球動作で右足を踏ん張った際、足に力が入らずに転倒した。自力で歩くことができずに担架で運ばれ、同日は那覇市内の病院で右足のアキレス腱(けん)損傷と診断されていた。ここまで33試合に出場し、打率3割1厘、1本塁打、12打点と好調を維持していただけに、無念の診断結果。この日、ペイペイドームで練習を見守った藤本博史監督(58)は「ずっと良い状態をキープできたまま、1軍でここまできた。やったことはしょうがないし、どうしようもできない。早く治るようにと言いました」と残念そうに話した。

外野手の長期離脱は、3月下旬に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂、左外側半月板損傷の疑いと診断された栗原陵矢外野手(25)に続く2人目。首位奪還を目指す2位ソフトバンクにとって、大きな痛手となりそうだ。

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