リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流域減少問題を巡り、国土交通省は7日、JR東海の金子慎社長が4月27日の同省の専門家会議で発言した内容について「会議の趣旨や、JR東海の立場に必ずしもそぐわない発言が行われ、誠に遺憾」とする文書を同社に送付した。
流域10市町の首長と川勝平太知事、11の利水団体の代表者が金子社長を指導するよう同省に抗議文を提出したことを受けての対応。文書は同省の水嶋智鉄道局長名。「川勝知事らから抗議を受ける事態に至ったことは誠に残念」とし、「反省を促すとともに、説明責任者として真摯(しんし)に対応されたい」と求めた。
流域首長らが問題視したのは、専門家会議の初会合で金子社長が「あまりに高い要求を課して、それが達成できなければ中央新幹線(リニア)の着工も認められないというのは法律の趣旨に反する扱いなのではないか」などと述べた内容。
JR東海は7日、取材に対し、同省から文書を受け取ったと答え、「会議が円滑に進むよう真摯に対応していく」とコメントした。
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May 08, 2020 at 07:14AM
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リニア大井川問題、国交省「誠に遺憾」 JR社長発言に反省促す|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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