軍用機の離着陸回数が最多を記録した米軍横田基地=福生市で |
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福生市長選が十九日に告示され、二十六日の投開票に向けて選挙戦が始まる。今年、市制施行五十周年の節目を迎える同市は、市域の東部を占める米軍横田基地とともに歩んできたともいえる。課題を探った。 (布施谷航)
市が市内二カ所で測定している同基地の軍用機の離着陸に伴う騒音調査。基地南側の地点では二〇一九年度、離着陸回数が二月までに計一万二千八百五十回に上り、〇一年度以降で最多となった。
これまでの最多は、イラク戦争が起きた〇三年度の一万二千七百回余。増えたのは、一八年に垂直離着陸輸送機オスプレイ五機が配備された影響も考えられる。
元市議で行政書士の奥富喜一さんは「住宅密集地の近くで多くの飛行を繰り返している。『自治体は文句を言わない』と、米軍になめられているようにさえ思える」と憤る。
ただ、行政も基地問題に対応していないわけではない。福生を含め、基地が立地する五市一町でつくる連絡会と都は随時、騒音問題や訓練の安全確保に関する要請を行っている。
昨年九月、北関東防衛局がオスプレイの目視情報の提供をやめた際には、都や周辺自治体と協力して抗議した。福生市の担当者は「基地問題は一自治体だけの話にとどまらない。連携して要請活動を行うのが重要」と強調する。
しかし、市民団体「横田基地の撤去を求める西多摩の会」代表の高橋美枝子さんは「行政の要望は十分ではない」と指摘する。
多摩地域の一部の浄水場では、都の調査で水道水から有害物質である有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)が検出されたことが判明。横田基地内の消火剤が漏れ出したのが原因との指摘もあるが、基地内は「聖域」のため調査はできない。高橋さんは「生活に密接に関わる問題。都や地元自治体が強く原因究明を求めるべきだ」と訴える。
約七平方キロの基地面積のうち、46・5%を抱える福生市。市長選は、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言中という異例の状況下で行われるが、基地問題にどう向き合っていくのかは重要な争点になりそうだ。
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April 16, 2020 at 05:25AM
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福生市長選、19日告示 基地問題 どう向き合う?:東京(TOKYO Web) - 東京新聞
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