
ロシアの組織的なドーピング問題の実態解明を進めてきたWADA=世界アンチドーピング機構は30日、違反の疑いがある298人の選手について調査結果をまとめ、国際競技団体などに各選手の処分の検討を行うよう求めました。
WADAはロシアの組織的なドーピング問題の実態を解明するため、選手の違反の隠蔽工作を行っていたモスクワの検査所からデータやサンプルを入手し調査を行ってきました。
これまでに298人の選手にドーピング違反の疑いがあることがわかっていましたが、30日、違反の疑いがある選手について、証拠を集めて調査結果をまとめ、28の国際競技団体などに結果を提供したことを発表しました。
そのうえで各競技団体に対し、ドーピングの規程に従って選手の違反の有無を判断したうえで処分を科すよう求めています。
WADAは298人の選手の名前や競技については明らかにしていません。
WADAは競技団体の処分の内容が適切でないなどと判断した場合は、直接、スポーツ仲裁裁判所に訴える方針も示し、WADAのバンカ会長は「クリーンなスポーツ環境を守り、可能なかぎり多くの不正を正すための各団体の協力に感謝する」とコメントしています。
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May 01, 2020 at 05:22AM
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組織的ドーピング問題 ロシアの298選手 調査終了 WADA - NHK NEWS WEB
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