社会や人々が抱える問題の解決を目指して事業を立ち上げる「社会起業」への関心が高まっている。扱うテーマは環境問題から国内の格差問題まで多岐にわたり、若い世代が起業を目指すケースも目立つ。背景にあるのは働き方に対する意識の変化。高収入よりも、国などが扱い切れない問題に取り組むことで得られるやりがいに魅力を感じる若者が増えているという。ただ、社会問題の解決は容易ではないうえ、事業継続のための収益性の確保も必要で、社会起業には絶妙なバランス感覚が求められる難しさもある。
同じ悩みの人たちへ
「クラウドファンディングを始める段階で、何着かの服を出しておきたい。全く違う素材のもので」
1月中旬の東京都内のビルの一室。長めの袖のセーターを着た、茶色い髪の男子高校生の口調に自然と熱がこもった。
自らのファッションブランドの立ち上げを目指す17歳の倉田速音(はやと)さん。通信制高校「N高校」の2年生だ。この日は試作品作りの打ち合わせのため、東京・北参道のファッション関連企業アミアズを訪れた。ブランドの軸には「紫外線(UV)カット」という機能性を据え、おしゃれなデザイン性と両立させる構想だ。
起業を意識したのは中学3年生の時に読んだ実業家、堀江貴文氏の本がきっかけ。進学先にインターネット動画による通信教育で単位がとれるN高を選んだのも、生徒による事業立ち上げをサポートする部活動「起業部」があるからだった。
ファッションには中学生時代から関心があった。同時に後天性の尋常性白斑という病にも悩んでいた。肌から色素が抜け落ちて白くなり、長時間紫外線にあたると炎症を起こす。外見の違いは気持ちを内向きにさせた。それでも気に入った服を着て鏡の前に立つと自然と気持ちが上向いた。
「同じ悩みをもつ人たちに、ファッションで前向きになる手助けをしたい」
N高進学後、同じ病を抱える患者たちと交流するうちにこんな考えが浮かんだ。UVカットの生地を使い、紫外線をさえぎる長めの袖や大きなフードをデザインにとりいれながら、色や質感にもこだわる。ターゲットに日焼けを気にする女性も含めれば、需要は決して小さくないとの読みもある。
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February 18, 2020 at 08:00AM
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