
リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、難波喬司副知事とJR東海の水野孝則取締役専務執行役員が27日、静岡市葵区で開かれた県商工会議所連合会の会合に出席し、県内各地の商工関係者を前にそれぞれの主張を説明した。水減少に伴う産業への影響を懸念して着工前の対策の徹底を訴えた難波副知事に対し、水野氏はリニア全線開業後の東海道新幹線停車増の可能性を強調した上で中下流域の水への影響を否定。両者の認識の違いが浮き彫りになった。
難波副知事は「深刻な渇水が頻繁に発生している」「地質が十分に解明されていない」などの大井川と南アルプスの特殊性に言及した。JRが、対策を講じない場合は表流水が毎秒2トン減少するとした点について「62万人が使う生活用水の量(に相当する)」と説明。工場などで使われる地下水が減る可能性について「10、20年遅れで影響が出た場合は証明しようがない」と将来的に泣き寝入りせざるを得ない状況に陥ることを懸念した。
JRの水野氏は水問題よりリニア全線開業に伴う経済効果に時間を割いた。「停車本数が少なかった駅への停車を増やすことができ、『ひかり』で東京、名古屋、大阪への到達時間を短くできる。早期開業は静岡県をはじめ日本の発展に不可欠」と述べた。具体的な増加本数や時間短縮には言及しなかった。水問題に関しては上流部の流量予測を根拠に「中下流域の表流水は減少しない」とした。
県とJRの代表者が県有識者会議以外の公の場で主張し合うのは初めて。同連合会の酒井公夫会長は終了後の取材に「両方とも(言い分は)分かる。どちらがというのは今はふさわしくない」と述べた。
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January 28, 2020 at 05:22AM
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リニア問題、財界に説明 静岡県副知事とJR、認識違い浮き彫り|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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