
中国で感染が広がる新型コロナウイルスによる肺炎について、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が「拡大防止のための事業は国家存亡にかかわる重大な政治的な問題だ」と語った。29日付の労働新聞が伝えた。
「新型コロナウイルス感染症を徹底的に防ぐには」と題した記事で、世界各国・地域での感染の状況や症状まで、正恩氏自ら詳しく説明する形をとった。異例ともいえる対応で、北朝鮮が新型肺炎の拡大を危機感をもって受け止めていることをうかがわせた。
北朝鮮メディアはほぼ連日、中国での死亡者や感染者の数、韓国など各国・地域の状況や対応を伝えている。北朝鮮当局はすでに中国を通じた観光客の入国を禁じ、中国から入国するすべての外国人を所定のホテルに1カ月間、隔離する方針も決めている。(ソウル=神谷毅)
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January 29, 2020 at 10:06AM
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正恩氏「国家存亡の問題だ」 新型肺炎対策、自ら説明 - 朝日新聞
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