[オタワ 22日 ロイター] - カナダ統計局が22日発表した2019年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.2%上昇と伸び率は11月から横ばいだった。食料品や自動車の伸びが鈍化する一方、エネルギー価格の上昇が目立った。
12月のCPI上昇率はロイターのアナリスト予想に一致した。エネルギー価格は5.5%上昇。11月は1.5%上昇していた。
中銀が景気の伸び悩みを判断する際に最も重視する共通値は2.0%上昇。一方、中央値は2.2%上昇。上下に外れた値を省くトリム値は2.1%上昇だった。
スコシアバンクの資本市場経済部門バイスプレジデント、デレク・ホルト氏は「予想していたよりもコアインフレ圧力が低下しており、今後も低下が強まるだろう」と述べた。
19年のCPIは平均で1.9%上昇と18年の2.3%上昇から鈍化した。
19年は住宅ローンの支払利息が7.6%上昇した一方、ガソリン価格が6.1%下落。生鮮野菜は12.7%上昇した。
同日発表された12月の新築住宅価格指数は0.2%上昇。オタワでの上昇が寄与したほか、トロントでも0.2%、バンクーバーでは0.4%それぞれ上昇した。
また11月の卸売売上高は1.2%減少。自動車および自動車部品などの減少が響いた。卸売在庫は0.4%増、卸売売上数量は0.9%減だった。
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カナダCPI、12月は2.2%上昇 エネルギー価格の伸び目立つ - ロイター (Reuters Japan)
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