今年1~11月の牛肉輸入について、昨年12月に発効した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加国からの輸入が急増していることが、26日発表された11月の品目別の貿易統計で分かった。カナダ産は前年同期比95%増、ニュージーランド産は32%増だった。TPPから脱退した米国からの輸入は5%減で、自由貿易協定の影響力の大きさが裏付けられた。
TPP参加国からの輸入牛肉にかかる関税は発効前の38・5%から、現在は26・6%になっている。この恩恵を受けたカナダ産牛肉の輸入量は1~11月で、前年同期からほぼ倍増の3万9730トン。ニュージーランド産も3割超の増加幅で1万7368トンとなった。メキシコ産も19%増の1万3632トンだった。特にカナダ産は、品質が高いとして、ステーキ店やスーパーで取り扱いが拡大していることが要因とみられる。
一方、TPPから離脱した米国産は5%減の21万7067トンと伸び悩んだ。TPP参加国との関税差が影響したもようだ。
日米間では来年1月1日に日米貿易協定が発効し、米国産牛肉への関税はTPP水準まで下がり、米国の農家にとっては追い風となる。しかし日米協定には米国からの牛肉輸入に対して緊急輸入制限(セーフガード)がかかる仕組みがある。初年度の発動基準は2018年度の輸入実績を下回る24万2千トンとなっており、日米協定発効で米国産牛肉の輸入が増えればセーフガード発動で関税が引き上げられる可能性もある。
TPP発効1年 保護主義に対抗、家計に恩恵 次の焦点RCEP
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December 26, 2019 at 05:56PM
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カナダ牛肉輸入95%増、米国は5%減 TPP効果、NZ産も32%増 - 産経ニュース
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