ドジャースからフリーエージェント(FA)としてブルージェイズに入団した韓国出身の柳賢振投手。新天地でもドジャース時代と同じ背番号99に決まったが、実はこの数字、カナダで大きな意味を持つ番号だ。

かつて北米プロアイスホッケーNHLで大活躍し、アイスホッケー殿堂入りを果たしたカナダ出身の伝説的な元選手、ウェイン・グレツキー氏がつけていた背番号で、この99はNHL全球団で永久欠番となっている。

MLB公式ウェブサイトによると、柳の入団会見で代理人のスコット・ボラス氏は、グレツキー氏が現役時代、カナダのエドモントンからロサンゼルスのチームに惜しまれながらトレードされた逸話を引き合いに、「カナダは背番号99をロサンゼルスに貸したことがある。(ロサンゼルスでプレーしていた)柳を介してこの番号をカナダにお返しすることになると思う」と語った。(AP)