球団売却の行方が注目されるエンゼルスについて、新オーナー候補に名前が挙がっているNBAウォリアーズのオーナー、ジョー・ラコブ氏が5日、買収を検討していることを認めた。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のポッドキャストにゲスト出演し、エンゼルスについて「我々オーナーグループが買収に興味を示しているという報道は事実だ。しかしまだ、実際どうするかは分からない」と明かした。

同氏はエンゼルスの地元であるカリフォルニア州オレンジ郡で生まれ育ち、少年時代にはエンゼルスタジアムの売店でアルバイトをした経験があるという。「エンゼルスは私にとって、魅力がある。球場は古いが、大きな可能性を秘めている。年間300万人のファンを動員したことが過去20年で17度ある」とし「買収実現の可能性はあるだろう。どうなるか、いずれ分かる」と話した。

エンゼルスは世界的スターに成長した大谷翔平投手(28)を擁し、多くの投資家らが買収に興味を示していると伝えられている。ラコブ氏以外には、ロサンゼルス・タイムズ紙の富豪オーナー、パトリック・スン・シオン氏や日本人グループが候補に名乗りを上げていると伝えられている。エンゼルスの現オーナーであるモレノ氏は、今季開幕までの売却完了を希望している。