Sin Ema
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スペインのスポーツ紙『マルカ』電子版は21日、パリ・サンジェルマンFWキリアン・エンバペが、レアル・マドリーに対して加入を断ったことを報じた。
レアル・マドリーは先週、エンバペと契約条件について最終合意に至っていたと報じられた。契約金として1億3000万ユーロを支払い、さらに2000万ユーロ近い年俸と本来は50%ずつの肖像権分配率を60%以上譲渡するなど、同クラブにとってこれまで類を見ない待遇だったとされる。
だがPSG、もっと言えばカタールやフランスという国家レベルで残留を求められてきたエンバペは、最終的にPSGに対して「イエス」、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長に「ノー」と返答したとのことだ。
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『マルカ』によれば、エンバペはPSGでレアル・マドリーが太刀打ちできない破格の年俸などを受け取るようだが、残留の決め手となったのはスポーツ面のプロジェクトに関与できる権利であった模様。曰く、チャンピオンズリーグ優勝を切望するフランス代表FWは、次期スポーツディレクターや監督の選定について関わることができるという。
『マルカ』は同記事を、次のような文章で締めている。
「フロレンティーノ・ペレスが統率する組織は完璧な仕事を成し遂げた。以前には考えられなかった契約上の譲渡を行い、ハーランド獲得オペレーションからも遠ざかりながら。だが結局、実現はかなわなかった。このシーズンが終わる土曜日、PSGのスタジアムでは記憶に残るお祭りが開かれることになる」
PSGは21日にリーグ・アン最終節、ホームでのメス戦に臨む。
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