環境への影響に対する懸念から静岡県内の着工が遅れているリニア中央新幹線の工事をめぐり静岡県と国土交通省の幹部が面会し、国土交通省は、専門家による新たな会議で水資源の問題を集中的に議論することなどを提案しました。一方、静岡県側は、会議にほかの関係省庁も参加するよう求め会議の在り方は引き続き協議されることになりました。
リニア中央新幹線をめぐっては、静岡県が水資源への影響に対する懸念から県内のトンネル工事の着工を認めておらず、2027年の開業が遅れかねない状況となっていて、国土交通省は先月、課題の解決につなげようと、環境分野などの専門家による新たな会議の設置を提案しました。
６日は静岡県の難波副知事が国土交通省で水嶋智鉄道局長と非公開で面会しました。
この中で、国土交通省は静岡県側の求めに応じ、会議を原則、公開するとともに、工事でトンネルからわき出た水をすべて戻す方法と、地下水への影響について、集中的に議論することを提案しました。
これに対し、静岡県は会議にほかの関係省庁も参加するよう求め、会議の在り方は引き続き協議されることになりました。
面会のあと難波副知事は「水だけでなく生物多様性なども含めて議論すべきであり、その点を引き続き求めたい」と述べました。
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February 06, 2020 at 05:15PM
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リニア中央新幹線 「水資源の問題」集中論議を提案 国交省 - NHK NEWS WEB
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