今では当たり前になった少子化の問題が、初めて強く意識されたのは平成の初めでした。当時はベビーブームがまた来るだろう、との期待もありましたが、結局平成を通して問題を引きずり、現在にいたります。
少子化でどんな問題が起こるのか?なぜ日本人は子どもを産まなくなるのか?解決するにはどうすれば良いか?歴史と教科書の山川出版社が運営するWebメディア「HISTORIST」の協力のもと、まずは4コマで解説します。
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[特集:平成経済 vol.6]4コマで「少子化&人口減」
どうなる?令和の経済
男性は4人に1人、女性は7人に1人が、一生独身で暮らす時代。昭和、平成、令和と、結婚や出産への価値観が変化してきたことは確かです。
多様な価値観のままに生きられるのは、素晴らしいこと。一面では、少子化は社会が成熟した証左であると言えるのかもしれません。しかし、たくさん子どもを産みたくても産めない(産まない決断をせざるを得ない)とすれば、改善の余地があります。
フランスは90年代に1.6台まで出生率が下がりましたが、制度を見直すことで、21世紀に入り一時2.0超まで持ち直しています。
フランスでは、家族手当等の「経済的支援」が中心でしたが、政策を保育の充実へシフトしました。出産・子育てと就労に関して幅広い選択ができるような環境整備も行い、「両立支援」を強めたのです。
現代の日本では、お金の不安から結婚や出産をためらう人は多く、経済的な支援は欠かせません。しかし、子育てしながらキャリアを重ねられる(もちろんお金も稼ぎながら)両立支援も同じように重要。
2方向からの支援が、喫緊の課題である少子化と人口減を食い止めます。
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【参考文献】おさえておきたい「平成の経済」
コンテンツ提供/HISTORIST 構成/編集部
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